紙パックワインも意外と悪くない?

日本でもワインが広まるにつれ、ワインは一部のガチなマニアやオサレぶったニワカのものから、一般庶民のお酒へと変化しつつあります。この傾向は、高いおフランスワインだけではなく、安い割にはしっかりおいしいスペインやチリのワインなどが輸入されるようになったことも関係しているのかもしれません。

そんな流れの中、量が多いのに割安と歓迎されているのが、輸入物の「BOXワイン」と呼ばれる紙パックワインです。トマトジュースなどが入った長方形の紙パックのでっかい版と思ってもらえればイメージしやすいでしょう。

輸入BOXワインは、赤白にかかわらず3,000mlで1,500円から2,000円ほど。750mlで数千円するフランスの銘柄ワインと比べればいかに安いかがわかると思います。

値段の安さと紙パックというイメージから、「味の方は劣るんでしょ」と思う方もいると思います。でもさにあらず。もちろん全部が全部おいしいとまではいえないものの、飲み口が軽く飲みやすいものから、プロが飲んでもフランスワインに遜色が無いと保証するBOXワインだってあるようです。

それになんといっても安いので、ワイン煮込みなどの料理にも気兼ねなく使えます。

ただ、その反面弱点があることも確か。紙パックだと光を遮るので、ボトルよりも光による劣化を防げるともいいます。しかし、開封するとボトルより酸化が早いのです。

カリフォルニア大学の研究によると、輸入BOXワインに多く使われている、紙パックの内側を保護しているポリエチレンは、酸素を通しやすいそうで、完全に酸素を遮断して、わずかにコルクの部分からしか酸素が入ってくる可能性がないボトルよりも、酸素に触れる面積が大きくなります。つまり、用量が大きい物ほど、酸素に触れやすくなるわけです。

さらに、ボトルよりも紙パックのほうが温度変化の影響を受けやすいので、仮に同じ工場から運ばれたものだとしても、紙パックのほうが輸送時に劣化している率が高くなります。

それに、リサイクル性が高いボトルに対し、飲み終わったら捨てるしか無い紙パックは(日本では内側にアルミやポリエチレンのコートがしてある紙パックはリサイクルに出せません)エコの面ではちょっと劣ります。

とはいえ、総合的には紙パックワインも決してボトルワインに劣るものでもないので、上手に使い分ければいいのではないでしょうか?

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