スパークリングワインが普通のワインより酔いやすい理由
日本でもスパークリングワインの人気が高まっています。
特にクリスマスや忘年会が控える年末は、もちろんお酒全体の需要が増えるのですが、パーティーとなるとスパークリングワインが提供されることも多いですね。
しかし、浮かれた気分で飲み過ぎるのは禁物。
アメリカのコロラド大学の研究チームは、スパークリングワインと普通のワインを飲んだ場合の血液中のアルコール濃度を比較するという実験を行いました。その結果、飲用5分後の血液中のアルコール濃度は、スパークリングワインのほうが普通のワインより15%ほど多いことが分かりました。もちろん使ったワインは同じ度数です。
この結果は、炭酸ガスがアルコールの吸収効率を高めたためではないかと考えられています。
つまり、スパークリングワインはもちろんのこと、炭酸水で割ったカクテルや、炭酸飲料やビールと他のお酒ををチャンポンで飲んだ場合も血液の中のアルコール量は増えやすくなるということです。
ちなみに同じ炭酸アルコール飲料でもビールのアルコール度数は4%程度、対してスパークリングワインの度数は10%~15%と数倍あります。
せっかくの楽しいパーティー。酔いつぶれたり二日酔いになるのはまだましとして、急性アルコール中毒になったら大変です。お酒と炭酸の組み合わせには注意しましょう。