これからの食事をよりおいしくしてくれる食前酒
食事の前に一杯だけ飲まれる食前酒。これにはのどを潤しながら、食欲を増進させる効果があります。
別名、アペリティフとも言い、様々な種類のお酒が楽しまれていますが、中には食前酒に向いていない種類もあるので、ご注意ください。
食前酒に向かないお酒は、クセの強いものです。飲むと舌がしびれて、料理の味がわからなくなってしまいます。
また、お酒に弱い人は、アルコール度数にも注意が必要です。早々に酔いが回ってしまい、料理が楽しめなくなったりします。
食前酒としてよく飲まれるワインには、シェリーや、酒精強化ワイン、アルコール度数の低いものなら、スパークリングワインや、ワインカクテルが一般的です。
酒精強化ワインは、甘味のあるものが多く、食後酒として食後にも楽しまれる事が多いものです。シャンパーニュ、カヴァなどのスパークリングワインは、アルコールの代わりに炭酸が胃を刺激してくれることで、食欲を増進する効果が期待できます。
食前酒は普通、やや強めのアルコールによって胃を刺激するため、1~2杯しか飲まれないものですが、スパークリングワインは食前酒として楽しんだ後に、そのまま食中酒として通されたりもします。
また、お酒に弱い人でも楽しめるカクテルには、白ワインやスパークリングワインをベースにしたものがよく出されています。
具体的には、ジンジャエールとあわせたキール、オレンジジュースとあわせたミモザなどが挙げられます。また、果物をワインに漬け込んだサングリアなども人気の食前酒となっています。