食後酒で広がるフレンチの楽しみ

フレンチを楽しむ際、日本ではワインは飲んでも食後酒を飲むという習慣はまだ根付いていないようです。確かにアルコールが強い、というイメージがある食後酒には40度以上の度数のものも多くあります。でもこれには、胃を刺激して消化を促進させるというちゃんとした理由があるのです。

もっとも一般的な食後酒はブランデーでしょう。フランスではコニャック、アルマニャックの2つのブランデーについては、法律でその製法が定められています。リンゴが原料の蒸留酒カルヴァドスと合わせて、これらはヴィンテージものだと非常に高価になります。

ブドウの絞りカスを蒸留したマール(イタリアではグラッパと呼ばれる)などは、食後の口をさっぱりさせるのに最適な強い味と香りを持っています。

デザートの余韻を楽しみたいという方にはポートワイン、またコアントローなどの果実系リキュールもおすすめです。カクテルならば、ギムレットやドライマティーニなども食後酒にぴったりです。

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