ワイン素人にはピンとこない「ワインが落ちる」の意味は?

ワインに長年携わっている人であっても「ワインが落ちる」の意味を正確に表現するのは困難だと思われます。「落ちる」とはワインが酢になることを指すと主張される方もおられますが、考えられないことです。

少なくとも現代においては・・・。なぜなら酢酸菌はアルコール度数が11度を下回らなければ増える事はないですから、仮に長期間置いておいたとしても、ワインの中で変化が持続するだけで、酢になるはずがないのです。「酢になる」と主張されている方は、「急変している」と、「落ちている」ということをごちゃ混ぜにしているのではないでしょうか。

以前飲んだワインが一番だったと、過去に浸りそのことだけを話される方、このワインはおそらく5年後ぐらいが飲み頃だと未来のことばかり話される方。ワイン通を名乗っておられる方は、だいたいこの2つに分類できると思います。

過去の話をするのはよいのですが、それよりも目の前で開けたばかりのワインをどうすれば美味しく飲めるのか、その方法を考えたり、会話する方が建設的だと思います。開封したら、マイナスの話をするより、プラス思考で飲むのが良いと思いますが、こう考えるのは私だけでしょうか?

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