酸味の強いワインは品質上飲んでも大丈夫なのでしょうか?

温暖なフランスのワイン産地と異なり、ドイツなどの比較的涼しい地方で作られたワインは、一般的に酸味が強い場合が多いようです。

ですが、酸味が強いだけでなく、これらの地方で造られたワインは、ワイン内の糖分を他の地方のワインより多く残すなどの方法を用いて、ワインの味のバランスをとるように工夫されています。

つまり酸味が新鮮さと形容できるフレッシュ感を前面に出しながら、同時にワイン自身の余韻に長く浸れるようにするなど、酸味がより良い方向に存在している場合は何ら問題はありません。

ただし、ワイン内の酸味によりワイン全体のバランスを崩壊させたり、特に酸味のために舌を刺すといった強い感覚を感じた場合は、それは酢酸がワイン内に大量に発生している等の、何らかの異常な状態が生じている可能性が高いと思われます。

そういう場合は、もはや酸味を楽しむといった本来の状態からかけ離れていますので、そのワインはすぐに飲むのを止めた方が良いと考えられます。

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