「余韻がある」味わいとはどういう意味ですか?

ワインを飲んだ後に口の中に残るフレーバー。これを余韻と呼び、質と長さによって表現します。人間の身体をワインの味わいで例えてみると、人間で言えば頭や顔の部分は、ワインを口に含んだ瞬間にワッと広がるところ。胴体の部分が次に広がっていく味わい、そして脚の部分がワインを飲んだ後の余韻としてみるとわかりやすいかもしれません。

脚が長いと一般的にカッコイイと思われますが、たとえ脚が短くても全体的にこぢんまりとまとまっていれば、チャーミングと言うことができます。体型の欠点を論い、女性を貶(けな)すことは簡単ですが、褒めて持ち上げる方が、お互いにいいですよね。それと同じことで、ワインについても貶(けな)すことなく、良い表現で表しましょう。

南の温暖な地方産のワインなら、「太っていて脚が短い」ではなく、「ふくよかで、チャーミングなワイン」と言った具合に。また「高貴な気品のあるワイン」であると、余韻が長いワインを表現することもできるでしょう。

味わいは言葉で表現するのはとても難しく、酸味や甘み、苦みのレベルだけで考えると、画一的で想像力が乏しいモノになってしまいますので、より豊かな思考で表現するべきだと思います。

ワインの品質を論じる場合、ワインの厚み以上に、余韻の長さが重要になってきます。アフター・フレーバーに感じる香りと、それとともに残る味わい持続性の時間を計る、具体的に言えばそういう方法で考えます。5秒ほどだと軽く、手軽な価格のワインであり、10秒超えると本当に上質なワインであると言えるでしょう。

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