ヴィンテージの評価とワインの美味しさは関係ない?

その年の天候が、ワインの原料となるブドウの栽培とって良かったか悪かったかを評価した、ヴィンテージ・チャートという表があります。これは各政府機関や団体・評論家などワインの専門家が生産地区や生産年によって評価しており、評価方法は星の数や点数など様々です。

この評価が高いということは、その地区のその年の天候が良かったということで、それ以上でもそれ以下でもありません。つまり、ヴィンテージ・チャートの評価とワインの美味しさは必ずしも一致しないということなのです。

その年の天候の良さがそのままワインに繋がった年は濃厚なワインが出来上がり、悪い年は軽めのワインが出来上がることはありますが、一般的に評価が低い(出来が悪い)と言われた年のワインが、飲んでみたらとても美味しかったということもよくあります。

また、評価がとても良く価格も高いワインを飲んでみたら期待外れだったとか、逆に評価が悪くて安いワインを飲んでみたら予想外に美味しくて大満足だったということもあるでしょう。

つまり、他人の評価がどうであれ自分がそのワインに満足したかどうかということが一番大事ですから、ヴィンテージ・チャートはあまり気にしない方がいいということです。

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