冷蔵庫とワインセラーの違いとは?

ワインの熟成には、温度が10度から15度、湿度が65%から75%ぐらいが好ましい環境とされています。

これよりも温度が低すぎると熟成は進みにくくなりますし、逆に高すぎてもワインへのダメージが懸念されます。その他、ワインにとっては光や振動も敵となります。

こういう理由で、温度が低いうえに振動も多く、さらには乾燥や他の食品から移る匂いも気になるような家庭用の冷蔵庫は、ワインの熟成に向いていません。

もちろん、抜栓前に一時的に冷やしたり、飲みかけのものを少しの時間保管しておくだけ、という場合は家庭用の冷蔵庫を使用してもいいと思います。

「さすがワインの国、フランスだな」と感心したのは、フランス=ブルゴーニュ地方にある知人宅を訪問した際です。夕食が始まる直前に「さあ、ワインを選ぼうか」とおもむろに案内されたのは、なんとそのアパルトマンの住人専用のワインセラーでした。アパルトマンの地下には岩盤質の地層に掘った天然のワインセラーがあり、入居者ごとにスペースが区切られ、それぞれ鍵がかかっていました。貸金庫さながらのそのセラーを見て、このような環境が手に入ることがうらやましく思った記憶があります。

それでは、私たち日本に住む者はどのようにワインを上手に保存すればいいでしょうか。日本の暑い夏でも、アルコール度数の高い甘口ワインやタンニンの多い濃厚な赤ワインですと、家の中で最も湿度が低く湿気の多いところ、例えば床下収納などに保存しておけば、少しは安心です。

しかし、タンニンの少ない赤ワインや白ワインの保存には少し難しいと言えるでしょう。「この白ワインを数年後に飲みたい」と思ってワインを手に入れられた方は、小さなものでいいのでワインセラーをお買い求め頂くのがいいでしょう。もしくは、少量からでもワインを預かってくれるトランクルームが最近は出てきているようなので、ワインの保管場所にお困りの方はこのようなサービスを利用するのがオススメです。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る