テイスティングをしてみよう!
ワインの味や香りをチェックするテイスティング。
ソムリエのようなワイン専門家が、難しい言葉で香りや味わいを表現するもののようなイメージがありますが、私たちがレストランでワインを注文したときに、ちょっと口をつけて味見をしたりするのも、立派なテイスティングです。
とにかく、「ワインの状態をチェックすること」と、「どんなワインなのかを判断すること」が、テイスティングであることの条件です。
また、ワインにとってテイスティングが重要なのは、ボトルの状態で保存していても、刻一刻と味が変わってゆく飲み物であるためです。
ボトルが飲み頃かどうかを見定めることも、テイスティングの大事な役割です。
本格的なテイスティングをするにあたって、見落としてはならない、大事なチェックポイントが3つあります。
まずは外観、そして香り、最後に味わいです。
「酸味は強め」「渋味は少なめ」「イチゴのような香りがある」など、複雑に絡み合う香りや味わいを、ひとつひとつの要素に分解してチェックしてゆきましょう。
できるだけ具体的で、わかりやすい表現で言い表していくのがポイントです。
何本も飲むうちに、徐々に味覚が鋭敏になり、やりやすくなってゆくものなので、そのときに過去の自分の表現を参考にできれば、さらに表現がしやすくなってゆきます。
そのままでもワインは楽しめますが、テイスティングをすることで、ワインの奥深さがもっとよく分かるようになります。
みなさんもぜひ、実践してみましょう。