飲みたい!「当たり年」のおいしいワイン
最近では、蒸留技術の発達によって、私たち一般の人たちが通常おいしく飲むことができるワインが市場に多く流通しています。
では「ヴィンテージワイン」すなわち「当たり年のおいしいワイン」を飲みたいと思ったらどうしたらよいのでしょう。
まずは、その年ごとの気象条件や葡萄の栽培状況が必要となります。おいしいワインと出会いたくても、初心者にとっては厳しい道のりです。どうやってその情報を手に入れたら良いのでしょうか。ここで、1冊の本を紹介したいと思います。
『ヴィンテージ・ワイン必携―過去3世紀にわたるヴィンテージ・ワインの50年を費やしたテイスティング記録』著者:マイケル・ブロードベント 訳:山本博出版社:柴田書店(2009年)
ワインの世界的権威であるマイケル・ブロードベント氏が17世紀から2005年までのヴィンテージワインについてまとめたテイスティングの記録です。年ごとの気象条件や葡萄の栽培状況だけでなく、それぞれのワインの熟成状況や飲み頃まで細かに書かれています。膨大なデータが収録されているので辞書のようになっています。
もちろん、ワインの好みは人それぞれですが、この本片手にヴィンテージワインを探してお気に入りを見つけるのも味わい深いのではないでしょうか。