脳を活性化させたいならワイン以外のことでやればよろしい

ワインに限らず嗜好品というものは楽しむために存在します。ですから、筆者個人の意見を言わせて貰えば、ワインを飲んだら体にいいとかそういう情報は本当にどうでもいいこと。

むしろそういう情報が流されたことで、普段ワインを楽しまないような人達までワインを買い漁るようになるのは非常に迷惑なこと。

それでも売上があがるなら良いのではないかと思う人がいるかもしれません。

しかし、自分の頭で考えることができない情報に踊らされるだけのニワカブームは、押し寄せて食い尽くし、場を荒らして去っていくだけで百害あって一利なし。

ワインと肉類を大量に摂取するフランス人の心臓病羅漢率が低いという、いわゆる「フレンチパラドックス」は、赤ワインに含まれるポリフェノールのおかげだなどという情報が流れたのは一昔前。

いまではそれも既に否定され、いまだにそのような情報を信じている人はいないでしょう。

結局のところワインに強力な健康増進作用などありませんから、好きな人だけが飲んで楽しめばいいのです。

ところが最近、「ワインが脳の活性化に良い」と言い出した人が出てきました。

その人は、米国イェール大学のシェパード博士。シェパード博士が言うには、ワインを口に含んで舌でころがし、じっくり味わうと、脳がパズルや脳トレゲームなどより強く活性化するのだそう。

舌で感じ取った味をうまいのまずいのと認識するのは脳で、舌を動かすのも脳の司令によるもの。ですから、ワインのような複雑な味の要素を含むものをゆっくり口の中で味わえば、それだけ脳の刺激になるというのはわかります。

でも、それならワインでなくてもよいのでは?お茶やコーヒー、ミックスジュースのたぐいでもよく、カレーであればワインよりさらに複雑な味の要素を含みます。

また、舌の筋肉程度を動かして脳の活性化になるなら、全身運動を行えばさらに活性化するでしょう。

ワインを舌でじっくり味わうと脳が活性化する。それ自体は別に否定する気はありません。

ただ、脳の活性化を理由にワインを飲むというのはバカバカしいこと。この情報を聞いた9割は、舌でゆっくり味わうという肝腎の部分を飛ばし、ただワインを飲めば脳にいいなどと言い出すような気もします。

基本的にはお酒のため、飲んでもアルコールが脳の機能を低下させるだけなのですが・・・。

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