青いワインは日本で売れるだろうか?

ちょっと前に「gik」という青いワインがネットのニュースに流れて話題になりました。これはスペイン産ワインをベースにして、アントシアニンや食用色素などで色をつけたものです。

で、ネットではこれを世界初の青いワインだとでも勘違いしたのか「これからは赤白と青ワインから選ぶ時代に」なんてから騒ぎをしていたわけです。

しかし、gik登場前にも青いワインは存在しました。例えば我が国にも甲州ブルーや勝沼ブルーワインといった青いワインがあるし、アメリカにもブラン・ド・ブルーというのがあります。

それらはgikの青と比べると、青というにはやや薄い。gikの注目点は、だから世界初の青ワインということではなく、より深い青にすることに成功したということでしょう。

成功したといっても、他の青ワインが色付けにアントシアニンのみを利用しているのに対して、gikは食用タール色素を加えてあるというだけの話。

食用とはいえ「タール色素」などと言うと危険なもののように思えるかもしれませんが、要するに「赤色2号」などのような着色料の一種です。

EUは日本より食品添加物への基準が厳しいので、スペインでつくられたなら日本のものより安全と言っていいと思います。

ただ、2016年7月現在、日本ではまだ代理店がないので国内で購入はできないようです。

しかし、日本人は「青い飲食物」を嫌う性質があるので、これが日本に入ってきてもあまり売れないような気もしますけど・・・。

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