欧州産ワインもいいけれど、国産山梨ワインもね

「ウルグアイ・ラウンド」というと懐かしい響きですね。ごく大雑把に言うと、国際間の通商交渉です。そのウルグアイ・ラウンドで合意された「知的所有権の貿易関連の側面に関する協定」の地理的表示というものがあります。これは、ある産品の品質、社会的評価などがある原産地に特定されるものであることを表示するというものです。

日本では国税庁がそれに基づき「地理的表示基準」を告示しています。国産ワインの中で初めて地理的表示の指定がされたのが、山梨のワインです。その表示の条件は

・原料が山梨県産ブドウ100%であること
・山梨県内で醸造、容器に詰めたワインであること
・アルコール添加がされていないこと

その他様々なものがあります。

もともとブドウの名産地でもあった山梨県は、日本国内で最も早くからワイン造りに取り組んできた土地です。最近では、山梨のワインは欧米でも評価が高まっているようです。一定の基準を満たした「地理的表示」がされたワインは、それだけで格上の扱いとなり、山梨県は国外へのアピールに努めていますが、しかし足元の国内への普及もおろそかにしていません。

山梨県は、都内で山梨ワインの試飲イベント「山梨ワインフェスタ」を開催し、ソムリエの田崎真也さんの協力も受け、和食にも合うことなどもアピールして、国内での認知度もさらに高めようとしています。

山梨県にはまた、山梨大学に国内唯一のワイン研究所である「ワイン科学研究センター」を持ちます。ワイン科学研究センターでは、製造のみならずワイナリー経営まで含めたワインのプロを養成することを目的とした講座「ワイン・フロンティアリーダー」を開催するなど、ワインを山梨県の地場産業として成長させるべく積極的な活動を行っています。

最近国内では、フランス産のみならず、スペインやイタリア産のワインも人気だとのこと。ワインが日本国民に広く親しまれるようになってきた今、国産ワインの先駆けたる山梨の甲州ワインももっと広まっていけばいいですね。

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