ボトルのラベル(エチケット)で一番目立つの表示は何?

ワインを少し勉強した人ならわかると思いますが、まるで地理の勉強をしているかのように土地の話は切っても切れません。ヨーロッパの主なワインはラベルに一番目立つように「土地名」が記載されています。

これは、ワインは生まれた土地によりその特徴が大きく左右されるためで、ワインを見分ける一番の鍵となるのが「出生地」だからです。ラベルに地名表示がないものは、異なる地方のワインのブレンド品となります。

ワインの品質維持にこの地名表示を利用したのが、AC(アペラシオン・コントローレ)制度です。訳すと、原産地名規制呼称です。この制度は特定の地域で、規定の条件をクリアしたワインは、その地名を表示できることを認めると言うものです。

地域の限定、栽培ブドウ品種、醸造方法、アルコール度数、最大生産量などがその条件に含まれています。

AC制度では、地域が狭く限定される程、条件が厳しくなるので品質が高くなるという大きな特徴があります。例えば、広域のボルドーと言う表示より、その中の一地区であるメドックを表示している方が高品質で、さらにその地区の中の一村名であるマルゴーの方がより高品質ということです。

このようにラベルの「生産地名表示」はワインを理解していくための非常に重要な鍵になるのです。世界のワインについて勉強するのに決定版なのが、ヒュー・ジャクソンの『The World Atlas of Wine』で、第6版の日本語版は『地図で見る図鑑 世界のワイン』(産調出版社)です。

土地名の他に鍵となるのは「ブドウの品種」です。ブドウの品種がワインの風味に影響を与えることは容易にわかります。しかし、しばらく前まで「ブドウ品種名」をラベルに大きく表示する産地はほとんどなく、フランスのアルザス地方ぐらいのものでした。

なぜなら、まず地方により使用するブドウは大体決まっていたので、地名を表示すれば品種を表示する必要性がありませんでした。また、2から4種、さらに十数種のブドウを使うワインもあり、ラベルに品種を表示するのが難しかったこともあるからです。

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