おいしいブドウの栽培方法と収穫方法

ブドウの生育には、休眠から目覚めてブドウの実をつけ、収穫して次の休眠に至るまで、以下のような生育サイクルがあります。

休眠→萌芽→展葉→花穂(つぼみ)→開花→結実→果実肥大→着色→成熟→収穫→休眠

ワインの造り手がブドウ栽培のときに行う作業は、ブドウの生育サイクルと天気の状況を考慮し、的確に行う必要があります。

・休眠期
最も重要な作業は、冬の休眠期にあります。

まずは剪定作業を行い、その年に収穫したい房の数によって、残す芽の数をあらかじめ決めておきます。春に霜が降りる可能性がある場所では、芽がいくつか凍結する恐れがあるため、やや多めに芽を残して剪定します。

また、土壌中に不足する肥料を補ったり、土を掘り起こして、雑草の根を断ち切るのもこの時期の重要な作業となります。

・萌芽
萌芽や、葉が広がってから間もない時期には、農薬散布をします。

まだ柔らかい葉は、虫や病害の格好の標的です。特に、ペト病、ウドンコ病などの病害の防除は、どこの農園でも欠かせません。

しかし果実表面にはそれらが残らないよう、収穫期に近づいてからは、農薬の使用は極力控えるようになります。

・開花
開花や、結実してからの時期には、もう一度剪定する事によって、余分な房や葉を落とします。

こうすることで、果実中の糖度を上げ、凝縮度を増し、より多くの栄養が果実の熟成に使われるようになるのです。同時に、ブドウの房にかかる葉を落とすことで、色付きも良くし、また風通しが良くなることで、病害の予防も期待できます。

・収穫
それぞれ造り手の好みの熟成期間を経ると、収穫です。

高級ワインの生産者の多くは、収穫をすべて手摘みで行っています。これだと作業時間が長く、労働コストが高くなるため、大規模なワイナリーでは機械を使用し、短時間で収穫するところもあります。

しかし、昔ながらの手摘みの方が、ブドウの傷つきを防止し、選果をしながら収穫できる、という長所もあるのです。

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