Q.ワインのコルクの形や長さがバラバラなのは、なぜ?
ワインを飲んだ後のコルクは、再利用できます。
包丁の砥石に使えるそうですし、なにしろ形や質感が美しいですから、たくさん集めて、鍋敷きやバスマットを作る人もいるそうです。
そうなると、「コルクの形や材質は、なぜこんなにいろいろあるの?」が、気になってきます。
長期保存したいワインには、上質の長いコルクを使用します。長さ5センチくらいが多いようです。あまり長いのでは抜くのがたいへんなので、4~5センチで十分という説もあります。
保存性などを考えても、それだけあれば良いのだそうです。
また、コルクの長さがどれくらいが適切なのかは、ボトルの形にもよっても変わってきます。
昔のブルゴーニュのワインは、ボトルの首が短かったので、4.8センチくらいです。ボトルの形状に合っていないと、長い5.5センチのコルクにしても、うまく行きません。
一方、ボルドーのボトルは、5.5センチ。ブルゴーニュに比べて首が長い形状なので、その方が合っているのです。
ボトルの形状に適切で、きちんと密封がされていれば、どんなコルクでも問題ないのです。