産地によるワインの違いとは
ワインの原料であるぶどうは、寒すぎる気候でも暑すぎる気候でも育ちません。生育に必要な様々な条件を満たす四季をあわせ持つ土地が理想です。実際には北緯30~50度・南緯20~40度の範囲で、産地が集中しています。
土地や自然環境などによって味に大きく違いが出るのがワインです。もし同一品種から作られたワインだとしても、その個性は産地ごとに違ったものになります。
ワインといえば代表的なのがフランス。その生産量は世界全体の2割ほども占めており世界一。フランスでは土壌のおよそ半分強がぶどうが好む石灰質であることが、良質なワインを生み出す大きな要因でもあります。
フランスではボルドー・ブルゴーニュ・ローヌがワインの三大名産地。気候的にちょうど中間に位置するこれらの三地域より北では白ワインが、逆に南では赤ワインの生産が盛んです。
ほかに白ワインが有名なドイツや、どちらかといえば赤ワインを得意とするイタリアやスペインが産地として知られています。