ワインの歴史はどれくらい古いもの?
ブドウという植物は、何と有史以前から自生していたことが分かっています。大変貴重なものとされていたブドウから作られたワインは、人類が出会ったはじめてのお酒だともいわれます。保存してあったブドウが自然につぶれることで果汁が発酵し、そこからアルコール分を持つ液体と変化したものが原型でした。
その歴史はおよそ5000年前ともそれ以前ともいわれます。一般的にワインが飲まれるようになったのは、紀元前1500年あたり。ちなみに日本でワインが作られ始めたのは明治時代のことです。
古代エジプトの壁画にも旧約聖書にも、ワインに関する描写や記述が登場します。我々人類にとって、非常に付き合いの長いお酒といえます。
ローマ時代あたりには、現在と基本的には似たような製法が確立されつつありました。長い年月を経て器具や衛生面が大きく改良され、近代化が進んだものの、シンプルで奥深いワインの製法そのものは変わってはいません。