澱のあるワインはそのままでも大丈夫?

ワインボトルの底に沈んでいる澱の正体は、ワインに含まれている色素やタンパク質、酒石酸、カリウム、カルシウムなどの成分ですので、口にしても体に害はありません。

しかし結晶化したものはザラメ状になっていて舌触りが悪いですし、澱が混ざった状態でグラスに注ぐとワインの透明感がなくなってしまいますから、できるだけ澱がない状態で飲みたいところです。

その方法としては、ワインを買ってきたら涼しい場所に立てて置いておき、1~2週間したらラベルを上にして寝かせます。そうすると、ボトルの底の一部にだけ澱が溜まっている状態になり、栓を抜くときにボトルが立っていても斜めでも澱を動かさずに抜くことができます。

そして澱がボトルの一ヶ所に溜まった状態で慎重にグラスに注ぐか、デキャンタージュをしてカラフェに移すことによって、澱の混ざらないワインを飲むことができます。

昔のヴィンテージワインなどは特に澱が多いので、できるだけこの一連の作業を行うようにしましょう。

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