ヴィンテージっていったい何?重要なことなの?
ワインの世界で『ヴィンテージ』という言葉がよく聞かれます。最近では、ジーンズなどにおいてもこの『ヴィンテージ』という言葉がチラホラと聞かれます。では、ヴィンテージとはいったい何なのでしょうか?
元々ヴィンテージとは『収穫する』という動詞から生まれた名詞です。ある年のブドウの「収穫」そのものや「収穫量」、「収穫期」を一般的には意味しています。そして、ワインの世界では、少し特有の使われ方がされています。
通常、『ヴィンテージ』というとブドウの年による出来、不出来の「作柄」を意味し、また、「収穫年」を意味することもあります。
また、「ヴィンテージ・イヤー」や「ヴィンテージ・ワイン」というと「当り年」や「当り年のワイン」という意味になります。
では、このような意味の「ヴィンテージ」という用語ですが、ワインを飲む上で重要な事柄なのでしょうか?プロなら気にするところでしょう。各年の出来具合を数字などでマークしている「ヴィンテージチャート(作柄年表)」というものも出ているくらいです。
しかし、ただワインを楽しみたいという方であればさほど気にする必要はありません(ただし、シャンパンとポートを除いて)。理由としては、ヴィンテージがさほどワインの味には影響しないということ。また、醸造技術も発達しており、極上ワインにはかなわないものの、それなりのワインが造れるようになったということも理由の一つと言われています。