ワイン造りの『要』のブドウ!日本ではどうなっているの!?
日本でも多くのブドウが栽培されていますが、その産地にはどのようなところがあるのでしょうか?
収穫量でいえば、まず山梨県でしょう。41,800t(平成30年農水省統計)で全国の収穫量の24%を占めています。品質においては長野県産のブドウが良いでしょう。雨が少なく、日照時間が多いなど、品質の良いブドウ作りに適した気候風土があるためです。
栽培する畑の面積ではなんと言っても北海道が群を抜いています。
東北地方では、山形県、ついで岩手県といったところです。
関東地方では埼玉県、茨城県、栃木県が良いでしょう。
また、静岡県では伊豆のブドウがよく、歴史の古さでいうと新潟県が挙げられます。近畿地方では、大阪の河内、兵庫では神戸、京都府や滋賀県もあります。
中国地方では、岡山県、広島県、島根県や山口県で栽培されています。
四国地方は、香川県で、九州地方では、大分県、宮崎県、熊本県で栽培されています。
このように日本のブドウは現在様々な地域で栽培され、たくさんのワイナリーもあります。大きなところに限らず、小さなところでも良いワインを作っているところがあります。また、日本のワイン用ブドウはヨーロッパ系が多く、次いで交配種が多いという形になっています。
甲州(山梨県)、マスカット(岡山県)、巨峰(九州地方)、山ブドウ(北海道、山形県、岩手県)の交配種がそれです。