ドイツワインの意外な楽しみ方とは?
ドイツワインをもっと楽しむために、ワインそのものを楽しむ以外の方法があります。その楽しみ方はワインのラベルを見ることでわかります。・・・とはいいつつも、ドイツ語で書かれたラベルをそのまま見ただけでは、ドイツ語のわからない日本人にしてみればそのおもしろさは伝わりませんね。でも、意味を考えてみれば非常に愉快なのです。
実は、ドイツのワインの名称は非常におもしろいネーミングになっています。ドイツ人といえば、非常に生真面目な性格ということが一般的に言われていますが、そこから想像できるものとは違う実にギャップのあるこっけいなネーミングになっていることが多いのです。
例えば、モーゼルにナクトアーシュNacktarschという名前のワインがあります。これは「裸のお尻」の意味で、ラベルにも子供が裸のお尻を親にひっぱたかれている絵が描いてあります。
そのほかにもDreierscheisse『三段ぐそ』、Kackesloch『うんこの穴』、Wolfsdarm『狼の腸』なんていうネーミングのものもあります。ちょっと飲み物には不向きなネーミングですがこれほどまでにおもしろい名前を、お堅い(?)ドイツ人がつけるのはちょっと不思議ですね。
他にもたくさん変わった意味を持つワインがたくさんありますので下に挙げておきます。
ごろつき Schelmen
どろぼう山 Stenlerberg
絞首台山 Galgenberg
道化師の帽子 Narrenkape
ごろつきの刃 Schelmenklinge
売春婦 Schnepp
いんちきせむし Schikanenbuckel
のろま山 botzenberg
馬鹿山 Narrenberg
花嫁衣裳 Brautrock
ガラクタ Geriimpel
浮浪者 Lump
冥土の小径 Hollenpfad
悪魔 Teufel
死神の鍵 Hipperich
はげ頭 Glatzen
安物山 Batzenberg
乞食小屋 Bettelhause
ネズミ城 Burg Maus
猫城 Burg Katz
竜の血 Drachenblut