輸入ワインを現地で買うのと日本で買うのとではどっちがお得?
今やスーパーのワインコーナーや酒屋に行くと、世界各国のワインがずらりと並んでいます。それらの輸入ワインを現地で買うのと、日本に輸入して買うのとではどちらが安く買えるでしょうか?フランスワインを例にとって検証してみましょう。
現地の消費税や関税・酒税などその年によって状況は変化しますが、例えば2020年だと、日本の消費税が10%に対してフランスの付加価値税が19.6%ですので、これだけを考えると断然日本で買った方が安いと言えます。
もちろん輸入にもコストがかかります。低温コンテナによる輸送費・倉庫の管理費・通関料等は1本当たり約100円、日本国内での関税・酒税が約130円~170円ですので、1本当たりの輸入コストは約250円になります。
このコストはワインの値段に関係なく1本当たりのコストですので、安いワインだとコストの割合が高くなりますが、高いワインを輸入した場合は消費税10%をプラスしても、フランスの付加価値税19.6%より安くなるのです。税制の違いが大きく反映されているということです。
更に近年では流通コストをカットしたディスカウントストアが広まり、高いワインほどフランス国内より安くなる傾向にあるようで、フランス人もビックリの安さで高品質のワインが手に入るようです。是非海外の品質のいいワインをお得に手に入れましょう。