コルクを壊さず抜くのに必要なものはコレ!
普通のコルク抜きは、らせん状の針をコルクに挿して引き抜くものなので、コルクの中心にゆっくり垂直にらせん針を差し込みます。
特に年代物のワインはコルクがボトルに貼り付いたり脆くなっており、慎重に抜かないとコルクが折れたりワインボトルの中に入ったりしてしまいます。
T字型、ソムリエナイフ、エアポンプ型など、世界には様々な型のワインオープナーがあります。ですがコルクを壊さずに抜くのは至難の技です。
そのためにこの難問を解決しようとワインオープナーはいろいろな工夫されてきましたが、現在は「はさみ式栓抜き」がよく使われています。
「はさみ式栓抜き」は2本の長い鋼板が付いていて、これをコルクとボトル口のガラスの間に差し込みコルクを挟み込むように引き抜きます。多少熟練が必要で、慣れないと上手く使えません。
コルクを壊さずに引き抜くワインオープナーはもう一つあります。それはアメリカで開発された「エアポンプ型」です。これには空洞になった針が付いています。
この針をコルクを突き抜くように挿し、ポンプでコルクとワインの間に空気を送り込み、内部の空気圧を利用してコルク栓を押し上げます。ただしコルクが十分に湿っているなど、保存状態が良くないと上手く抜けないようです。