安いワインと高級ワインの違いはどこにあるの?

ワイン造りで最も中心的な過程は「醸造」であり、その中でも全ての醸造家が一番力を入れていると言っても過言ではないのが「発酵」です。

醸造することができなければ、ブドウがワインと呼ばれることはありません。そして発酵は、最新技術を駆使する大手メーカーであっても、まだ経験不足のブドウ農家のオヤジであっても、一番の腕の見せ所。

発酵の仕組み自体はどんなワインも一緒ですが、一般的に安いワインはブドウや醸造方法にこだわらず、機械に任せて大量に生産することでコストを削減しています。逆に高級ワインは、全ての過程に手間と労力を注ぎ、より良いワインを造ろうとこだわり抜いた成果が反映されていると言えます。

まずはブドウ畑のメンテナンスからそのこだわりは始まります。丁寧に剪定を行い、ブドウが色づく前に房を間引きます。これをグリーン・ハーベストと言います。

そして収穫ですが、機械化が進んだ今は手積みよりも早く収穫できるトラクターがあります。しかし高級ワインを造るにはこの段階がとても重要で、多くの醸造家が収穫の時期や収穫方法に神経を使っていて、時期を誤ると全て台無しになってしまう可能性もあるのです。

とりあえず人をいっぱい集めて、一番収穫に適した時間に一気に収穫するワイナリーもあれば、時間をかけてベテランにだけ収穫させるワイナリーもあります。さらに、出来の良いブドウだけを厳選して発酵槽に入れることでより高級なワインになるのです。発酵させる酵母や温度、圧縮したワインと圧縮する前のワインの配合などにもこだわります。

このように高級ワインは、自然の影響を受けつつより手造りにこだわり人事を尽くした結果生まれるものであり、安いワインと比べて美味しいとか飲んで嬉しいということとはあまり関係ありません。敢えて言うなら、バランスが絶妙で個性が優れており、複雑でありながらも洗練された気品のあるワインになるということでしょう。

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