白ワインはどうやって作られるのでしょう

通常白ワインに使用されるのは白ブドウですが、中には黒ブドウを使った白ワインもあります。白ワインの製法は、まず醸造所で選別されたブドウの果梗(かこう)を取り除きます。それから実をつぶして、そのまま圧搾へと移ります。

ブドウそのものの重さにより抽出された果汁はフリーラン・ジュースといわれ、果汁全体の80%ほどになります。フリーラン・ジュースは高品質な白ワインの原料となるのです。残りの強く圧搾した果汁を使用すると、非常に個性や渋みが強いワインになります。

その後は通常なら13~18℃で発酵が行われます。最近では10~15℃の低温発酵によるフレッシュな風味のワインも好まれています。そして上澄みを取り出すオリ引き作業に入ります。

このまま清澄およびろ過後にボトル詰めされると、フルーティな味わいのワインとなります。1~2年ほど樽で貯蔵すると、熟成の進んだしっかりした味わいの白ワインになります。白ワインもボトル詰め後の熟成は続きますが、赤ワインほどではありません。

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