甘口の白ワインといえばやっぱりドイツ!?
甘口の白ワインといえばドイツのワイン。基本的なレベルが一般的に非常に高いので、安価なワインも輸出されるものは非常に質が良いといえます。
ドイツは、スイスに近い南部の産地『バーデン』を除いて、ブドウ栽培の北限地域です。日本でいうところのサハリンの旧日露国境周辺の緯度に位置するところにあり、南国生まれのブドウにとっては非常に寒い地域で栽培されています。
ですから、このブドウ栽培には手間がかかります。しかし、その手間があるからこそ優れたワインが造られるのです。ドイツワインには、名門ラインガウとモーゼルを中心にライン・ヘッセン、ラインファルツといった量産地、ナーエといった穴場のワインもあります。
また、ドイツのワインはやや複雑な仕組みがあり、他の国々とは特殊な区別をしています。
そのようなドイツワインでは“Q.m.P”と言った文字が見つかれば、上質のワインといえるでしょう。“Q.m.P”は法律が変わって旧称となっていて、今は、“プレディカーツヴァイン”と呼ばれています。
このワインには「カビネット」をはじめ6つの肩書きがあり、この肩書きのあるワインがドイツ産の中でもより上質のワインです。
ドイツ語は飾り文字があって抵抗があるかもしれませんが、良心的なお店であれば、品質は値段に比例します。