他のワインと比べて、ロゼワインの寿命は短いのですか?

この問いに対する答えは、YESであり、NOでもあります。

ロゼワイン特有のあの鮮やかな色調は、ロゼワインの楽しみのひとつ。ロゼワインは、赤ワインと比較して色素の量が少ないので、より色調の変化を早く確認する事ができます。

そしてワインの状態が若ければ若いだけ、ピンクの色調が際立っていますから、そのピンクの色合いとともに、華やかな果実や花の香り、さらには風味をも楽しむのであれば、若々しいうちに飲むべきでしょう。

しかしフランスのコート・ド・ジュラ地域で製造されているロゼワインやジュラ地方で製造されているアルボワは、酸化熟成の特徴が瓶詰め時に既に出ており、色調も時に「玉ねぎの皮」と表現されるトパーズ色になって、瓶内で続いている熟成を楽しむことができることでしょう。

さらにプロヴァンス地方のロゼワイン(パレットやバンドール)も長い熟成の変化を楽しむことができるワインで、ロゼに華やかな色調や新鮮な香りを求めないのならば、熟成後に楽しむことも可能です。

また熟成の進んだシャンパーニュのロゼワインも、素晴らしいと言えるでしょう。

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