食事中にワイングラスに汚れがついてしまったらどうする?

食事の席で女性が気になることといえば「グラスに口紅がついてしまう」ということではないでしょうか。

よく、ナプキンを使ってグラスの飲み口を拭く方がいますが、これはNGです。繊細なグラスをナプキンで力いっぱい拭いてしまうと、グラスを傷つけてしまいます。そんな時は、一度飲み口を指で拭ってから、その指をナプキンで拭うようにしましょう。

いずれにせよ気をつけたいことは、グラスに口をつける位置を一定の場所にするということです。後で拭き取るといっても、グラスの飲み口に口をつけた跡がぐるりと残るのは、見ていて気持ちがいいものではありません。

話は少し脱線しますが、女性には口紅の跡の他に、もう一つ気をつけて頂きたいことがあります。それは、香水です。これはワインを頂くレストランに限ったことではありませんが、素晴らしい食事は「味覚」だけで成り立っているのではありません。「嗅覚」もまた、美味しい食事には欠かせない要素なのです。

「香り」に関しては、自分だけがかかわることではありません。同席者、お店の方だけでなく、周囲のお客様、ひいてはお店全体に迷惑をかけてしまうことになりかねません。なかなか周りの人は注意しにくいものなので、自らチェックする心構えが欲しいものです。

その他、時折グラスの縁にお料理の一部がついていたり、パンくずがグラスの中に浮いていたりする男性がいらっしゃいます。また、ワインと共に頂くお料理にはバターや油分のあるものが多いため、グラスの縁にべったりと油分がついていたり、ワインの表面に膜が張っていたりすることがあります。

こんなことがあっては、せっかくのステキなお食事も台無しになりますね。「そうなったら、どうすればいいのか」を考える前に、「そうならないように気を遣う」ことをオススメします。どうするか?は簡単です。食事の合間に、何度かナプキンで口を拭えばいいのです。

私たちにとって「ナプキン」とは、「外食」の象徴といっても過言ではないくらい自宅での食事で使用する習慣はありませんでした。しかし、フランス人と食事をする機会があれば、彼らがいかによく口を拭っているかに気付くでしょう。

ここは彼らを見習って、まずは「汚さない」ことを心がけてみませんか。

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