アペリティフって?食前酒の選び方
私たちにはあまり馴染みのない「アペリティフ」。これは「食前酒」のことですが、日本ではカジュアルなレストランや和食店ではもちろん、自宅でも改まって「食前酒」を頂くことがないので、何を選んでいいのかわからない方も多いかもしれません。
そもそも食前酒とは、文字通り「食事の前に飲むお酒」のことです。
フランス語で「アペリティフ」と言い、これはラテン語の「aperire(開く)」を語源としているそうです。フランスで19世紀頃からはじまった習慣で、食前酒を飲むことによって食欲を増進させたり、出席者の会話を弾ませるきっかけに飲まれるようになりました。
後で楽しむ食事の邪魔にならないよう、酔いが回りすぎない少量のお酒を1~2杯程度飲むのが基本ですが、その場の雰囲気に合わせてスマートにチョイスしたいところですね。
スタンダードに好まれるのは「シャンパン」です。
最近は、グラスシャンパンを出すお店も増え、品揃えのバリエーションが豊富になってきたので、参加者の好みに合わせて「やや甘め」「辛口」などチョイスするのがいいでしょう。
また、お酒があまり強くない女性には、フルーツやリキュールを使った「シャンパンカクテル」がオススメです。味わいもフルーティーで、飲みやすいお味になり、さらには色鮮やかなフルーツのカラーで見た目でも楽しませてくれます。
どのお店でも注文できる定番のシャンパンカクテルをいくつかご紹介しておきましょう。
ミモザ・・・シャンパン3分の2にオレンジジュース3分の1を加えたもの。
ベリーニ・・・イタリアの古都、ヴェネチアで生まれたカクテル。シャンパンと桃のジュースで作ります。
キールロワイヤル・・・黒すぐりのリキュールとシャンパンで作ります。シャンパンの代わりに白ワインを使う「キール」も人気です。
甘いお酒が苦手な方や、お酒の強い方は、スペインの強化ワインであるシェリーや、クセが強く個性的な味わいが魅力の香草系リキュール、パスティスもオススメです。