ホスト・テイスティングの意味と役割を知りましょう

ホスト・テイスティングとは、注文したワインと同じものが提供されているか、味に異常はないかを見分ける作業のこと。テレビなどで、優雅にテイスティングを行なっている画を見ると、まるで儀式や作法のようにも見えますが、実際は先に述べたことをチェックしているに過ぎません。

まず、運ばれてきたワインのラベルをチェックします。抜いたコルクもチェックしたあと、テイスティングにはいります。少量のワインが注がれ、色や香り、味を確かめ、劣化した様子がなければ「美味しいです」「結構です」などと述べればOK。

昔は、コルクに不純物が入っていたり、パーティーなどで毒を盛られたりという可能性もあったことから、毒見の意味もあったわけですが、現在ではそういった心配はあまりないので、半分は儀式のようなものでしょうか。色も、濁ったり茶褐色でなければ大丈夫です。ただ、開けてから数日たったワインを出すお店も時にはあるので、確認して損はないと思います。

初めて飲むワインで、テイスティングに自信がなかったら、ソムリエにお任せしても構いません。大事なのは、運ばれてきたワインが注文通りのものかどうか、味に劣化がないかを確かめることであり、決してテイスティングの動作を披露するということではありません。

関連記事

ページ上部へ戻る