堂々と注文してOK!ハウスワインの意味とは?
ハウスワインは、グラスで注文できる一番安いワインであることがほとんどですが、実はボトルもグラスもあります。もともとは、ワインの醸造家や地主が自宅で飲むように作ったワインを指していたようですが、現在ではレストランが自分のお店で出す料理に合わせて提供する、一般に市販されているワインのことを言います。
ハウスワインは通常店で常備されていますが、その銘柄が入れ替わることもあるので、メニューを書き換えなくてもいいように「ハウスワイン」とだけ記載されている場合も多いようです。カフェでよく見る「本日のコーヒー」のようなものでしょうか。
ワインリストの一番下にあり、値段も一番安いので、頼む方は恥ずかしくて頼みづらい、と思う方もいるようですが、決してそんなことはありません。
ハウスワインはお店側が「まずはこのワインで試してみてください」と、お客に勧めているワインです。お店の料理の味と客層を熟知したソムリエが選んだものですので、最も無難なワインでもあります。もちろん、価格帯も、お店の料理に見合ったものが提供されています。
そういった意味で、ハウスワインはお店の看板ともなる重要なワインなのです。ですから、お客にとっても、お店を評価するのに欠かせない重要な要素となります。
ハウスワインは恥ずかしいと思わず、堂々と頼んでください。