渋みを強く感じる赤ワインは問題ないのでしょうか?

「赤ワインは渋みがあるからどうも苦手」。こういう方は多いようですが、赤ワインはその渋みこそが良いのです。またその赤ワインの渋みというものは料理とともに飲むからこそ美味しいモノなのです。

日本人の特性として、渋みを不快と感じる方が多いようですが、たとえば濃茶などはどうでしょう。赤ワインより渋みが強いのではありませんか?渋みが強すぎて、濃茶が飲めないというフランス人は多いですし、必ずと言ってもいいほど、エスプレッソには砂糖をたくさん入れます。

しかし日本人は濃茶やエスプレッソを何も入れずに飲めるのですから、他の民族より渋みや苦みに対する寛容さをもっているはずです。それにもかかわらず、ワインの渋みだけに拒否感があるのは、先入観がある故かもしれません。

バランスのよい赤ワインは、渋みを感じても気にならないはずですし、渋みが際立っている場合でも、料理とのコンビネーションにより、それら単体で飲食するのと比べていっそう美味しく感じるはずです。

また通常では不快ではない酸味でも、白ワインを1日中テイスティングしている時は、口の中で唾液が出なくなったり、酸に疲れた状態になって心地良くないと感じることでしょう。料理がないとそう感じる訳で、やはり刺激のあるワインは、料理を引き立てるためのモノであると感じるところです。

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