赤ワインの道はフランスに通ず!?
ドイツ、スペイン、イタリア・・・、世界にワイン王国は幾つもありますが、特にフランスは赤ワインの2大地方を抱えています。それはボルドーとブルゴーニュです。
生産量も多く、極上の赤ワインを生み出し、それを頂点に様々な階層の赤ワインを生み出しています。またボルドーとブルゴーニュが生み出す良質なワインは、ワインの一つの理想の形としてなっていて、「古典的ワイン」とされています。
よくボルドーワインはワインの女王、ブルゴーニュワインはワインの王様と言われています。特徴はボルドーは暗い赤で渋みがあり重厚複雑な味と香り、ブルゴーニュは鮮やかな紅で香り高く爽やかな酸味があります。
ヨーロッパには他にもワインの歴史が古く、素晴らしいワインを造る国はたくさんあります。ですがワインの理想形となると、ボルドーとブルゴーニュに優るものはありません。
これはヨーロッパだけではなく世界でも同じで、世界のワイン生産国はこと赤ワインに関しては理想形であるボルドーとブルゴーニュをどう追い越すか、どう違ったものを造るかという視点で造ることになります。
ワインボトルならボルドーはいかり肩ずん胴型で、ブルゴーニュは薄緑のなで肩で安定した腰太型。ほとんどの国はそれに影響されていて、ワインボトルの形を見ればボルドーあるいはブルゴーニュを意識しているなど、造っているワインの傾向も分かるものです。