やっぱりイタリア、ワインがうまい!
夫とふたりでイタリアに旅行したときのことです。団体ツアーでミラノからローマへと4都市をめぐる定番のパックです。アメリカ英語圏は旅行したことがあったのですが、ヨーロッパははじめてで、言葉がわからない国へ行くので、ふたりとも少し緊張気味でした。
しかし、添乗員さんも感じがよくしっかりしていたので、楽しい旅になりました。行く前に旅行通の知人から、イタリアは水がガス入りとそうでないのがあり、訊かれるから・・・という話をきいていて、当時日本では珍しかった甘くない炭酸水というものに興味深々で、お酒の強くない私と夫はあまりワインには興味がありませんでした。
しかし、せっかくのイタリア、添乗員さんにもすすめられ、2都市目のベローナで有名だという‘ソアベ‘という白ワインを、ランチのときに注文してみました。
とにかくイタリアは食べ物がおいしくて、特にピザがほんとうにおいしいのです。そんなに大好物でもなかったのに、イタリアでは毎日ピザを食べました。
そしてその‘ソアベ‘もすっきりとした軽い飲み口で、イタリアの生地のうすいピザにとてもよくあうのです。すっかりワインづいて、その後もディナーのたびにワインを注文しましたが、やはりイタリア、グラスワインというものはなかなかメニューになく、ハーフやボトル一本の注文になってしまいます。
お酒が強くない私たちふたり、でももったいなくてがんばって飲んで、ふたりで顔を真っ赤にしてへろへろになってしまいました。残ったら持って帰ってよいというので、ホテルに持って帰りますが、とうてい飲める訳もなく・・・。
最後の晩は飲みたいけど飲みきれないから、もったいなくて注文できない・・・というさびしい状態になってしまいました。お酒の強い人がうらやましいな、とはじめて思った体験でした。