醤油味とワインとは合わないと言われますが本当ですか?

ワインイコール洋食、という思い込みが強い人がワイン通の人たちの中に居ることがあります。その人たちは、醤油や味噌が絶対にワインに合わないと思いがちです。

しかし、それは間違いです。醤油や味噌の基本的な考え方としては、調味料ですから料理を美味しくいただけるようにするための補助の役割をするにすぎません。だから、別に醤油がメインで食事を頂くという事ではない、と考えると間違いだとわかると思います。

西洋の素材である、アンチョヴィそのものを食べるだけだと仮定しましょう。ワインを一緒に飲むとアンチョヴィが生臭く感じ、合わないですけど、あくまで調味料的な役割で考えるとそうではありません。アンチョヴィ自体は非常に上質なモノで、濃厚な塩味と強い旨味を持ち合わせていますから、これが料理に上手くいかされるとワインとの相性も良くなります。

つまり、アンチョヴィの例のように醤油や味噌も素材単体で見るのではなくて、料理の相性で見ることがワインの合う合わないを見極めるコツになるでしょう。ですから、醤油味の食べ物がワインに合わないという事は絶対ではありません。

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