ワインに合わないという食材は無いの?
実は、ワインに合わない食材はないというわけでもないのです。
例えば、ワインとチーズは良く合うと昔から言われていて、事実その通りなのですが、赤ワインとフレッシュな口当たりのヤギのチーズとの組み合わせで言うと、ヤギのミルクが青臭く感じられて合わない場合があります。これは意外に思う人も居るでしょう。
もう一つ、酸の強い赤ワインとチョコレートでは、チョコレートの甘さが酸味をきつく感じさせる場合もあります。これも合わない組み合わせの一つでしょう
逆に合わないと言われているゆで卵とワインとでは、卵黄の硫黄っぽさが前面に強く出ているから合わないと言われています。しかし、これにベーコンやキノコを合わせると、全体が中和されて良い組み合わせになります。
サラダが合わないと言われているものも、ドレッシングのヴィネガーに原因がある場合が多く、ヴィネガーに果物の果実を加えて、ベーコンなどの具材を付け足せば問題が無くなります。つまり、合わないものでも工夫次第で良くなるものが多くあります。
組み合わせを考えることによってワインと合う合わないが決まってくるので、この合う合わないの方法を考えるのもワインの楽しみ方の一つだと思います。