サントリー自信のワインがフランスのコンクールで金賞受賞
先日日本の老舗ワイナリーであるシャトー・メルシャンのワインが、ロンドンで行われた「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」という非常に権威があるワインコンクールで金賞を受賞したのは快挙。
これは、日本のワインが世界に通用するレベルになっていることを示したものでした。
それに続き、今度はサントリーのワインが、ワインの総本山たるフランスで行われたワインコンクール「レ シタデル デュ ヴァン」にて金賞を受賞。
「レ シタデル デュ ヴァン」には、30カ国から1,200以上のワインが出品されており、それを50人以上の審査員が味わって審査。
この審査は数日かけて行われる厳密なもので、数人が適当に味わって適当に決める日本にありがちなコンクールのたぐいとはまったくレベルも信頼性も異なります。
今回金賞を受賞したサントリーのワインは「サントリー登美の丘ワイナリー 登美 白 2014」。
これは、山梨県の甲斐市にあるサントリーの自社ぶどう園でとれたぶどうのみを原料とし、同甲斐市の「サントリー登美の丘ワイナリー」にて醸造された完全国産原料、完全国産醸造の「日本ワイン」。
サントリーはこの「登美」をワインにおけるフラッグシップ商品だとしています。つまり、会社を代表する商品を持ち込み、金賞を受賞したことは称賛に値します。
ちなみに、この金賞受賞以外に「サントリー登美の丘ワイナリー 登美 赤 2012」のほうは銀賞を受賞。
ワインの味というのはもちろん醸造技術が高いことも重要ですが、材料のブドウの味そのものが重要であることは言うまでもありません。
今こうして日本のワインが海外の厳格なコンクールで高い評価を受けるようになったのは、ワイン用原料ブドウ栽培の技術も向上しているということも意味しています。
醸造技術の向上とブドウ栽培技術の向上の相乗効果により、日本ワインはこれからもっと注目されるようになっていくはず。
それより、サントリーと言えば、やはりウイスキーというイメージがありましたが、今回のこの受賞によって少しイメージが変わるかもしれません。