「猫用ワイン」を作ったバカがいるらしい!?

最初に強く訴えておきますが、猫にお酒を飲ませるなどという愚かなことはしてはいけません。猫の体にはアルコールを分解する機能がありませんから、最悪の場合急性アルコール中毒で死に至ります。

猫が「酔う」ものとしては、日本ではまたたびが有名です。またたびの木の枝などを猫に与えると、恍惚状態になり、よだれをたらして枝に顔をすりつけたりします。

しかし、これは実際は「酔って」いるわけではなく、中枢神経の麻痺によるものなので、むやみに与えてはいけません。

キウイフルーツも実はまたたびの一種なので、またたびほどではなくとも猫を麻痺させる成分を含むので注意が必要です。

西洋にもキャットニップというまたたびと同様の作用を猫にもたらすハーブがあります。で、アメリカの会社がこのキャットニップのエキスを配合した「猫用ワイン」を開発しました。

主原料はビート。これは甜菜とも呼ばれ、日本でも甜菜が原料の砂糖が売られています。

ノンアルコールワインということなので、アルコール発酵させたのではないようです。そこに、キャットニップのエキス、保存料などを加えて作られました。

正直このニュースを見た時には「バカジャネーノ」と思いましたが、内容をよく見るうちに多少考えは変わりました。

というのも、開発会社の発言をそのまま信じるのであれば、このワインを飲んだ猫はリラックス状態になるというのです。

生のキャットニップでは強すぎる成分も、エキスにして配合することで調度良い濃度になったのかもしれません。

ちなみにキャットニップは人間もハーブティーとして利用でき、その効果は解熱、鎮静などだそうです。ワインにしたことで猫にもこの鎮静効果が現れるのかもしれません。

興奮状態になってしまった猫を鎮めるという点では利用価値がありそうです。

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