砲身に乗せたワインがこぼれない10式戦車のすごい技術

『ガールズ&パンツァー劇場版』が空前のヒットとなり、各地での上映は9月まで延長、なんと10ヶ月ものロングラン上映となりました。この映画は特に音へのこだわりがすごいです。

体の芯まで響いてくる戦車砲の迫力は、劇場で見なければ体験できませんから、BDが発売された後だというのに、購入してなお劇場まで見に行く人が後を絶たないわけです。

ガルパンの大ヒットにともない、戦車への関心も高まってきており、中には自衛隊の演習を見に行くようになった人までいるとか。

現在の陸上自衛隊の主力戦車は「10式(ヒトマル式)戦車」です。これは、三菱重工業が生産している戦車で、主砲塔は44口径120mm滑腔砲。滑腔砲というのは、砲身にライフリングを持たない砲のことです。

YouTubeで「10式戦車」を検索すると、面白い動画がヒットしました。

驚愕の安定性能!!! 10式戦車砲 ワイングラスが倒れない!!! 武器学校・土浦駐屯地開設63周年記念行事

これは昨年行われた記念行事でのパフォーマンスです。砲身の先端の横に取り付けられている箱の上にワイングラスを2つ。そこに校長先生が赤ワインを注ぎます。

そして、車体を前後に動かし、旋回。しかし、砲身は動かず、赤ワインは溢れるどころか水面が揺れさえしません。この技術はさすが日本としか言いようがないですね。

で、このパフォーマンスに何の意味があるのか?ガルパンでも戦車の砲撃を当てるのがいかに難しいかが描かれていましたが、どれだけ車体が傾いても砲身の位置を保ち続けられるというのは、どれだけ凸凹の戦場を走っていても、一度狙った相手への標準がずれないということを意味します。

専守防衛の日本では、この戦車が活躍するのは本土に攻めこまれた時のみです。しかし、その万が一のための備えがきちんとされているのは、心強いことですね。

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