アンデスの麓のぶどう畑にあるセレブの隠れ家が高級すぎる

「アルゼンチン」と聞くとディエゴ・マラドーナを輩出したブラジルに次ぐサッカー強国や、『母をたずねて三千里』といったイメージを持っている人も多いと思いますが、ではその場所はと聞かれてパッと思い浮かぶ人は意外と少ないのではないでしょうか?

アルゼンチンは、南米の南の細長い三角形の部分にアンデス山脈を挟んでチリと隣り合った位置にある国です。非常に大きな国で、南米ではブラジルの次に広い国土を持ちます。

アルゼンチンは、実は世界第5位というワイン生産国です。アルゼンチンの公用語はスペイン語、つまりここも大航海時代にスペインによって侵略された土地でした。アルゼンチンにぶどうが移植されたのは、スペインに侵略された16世紀の後半。同時にワインの生産も始まっています。

アルゼンチンの西側に位置するアンデス山脈の麓は特にぶどう栽培に適しており、アンデス山脈に沿って広く栽培されています。アルゼンチンワインの生産量の6割が、国のほぼ中央の西側にあるメンドーサ、残り4割近くが南のエル・カファヤテで生産されています。

遠くにアンデスの峰々を望むカファヤテの、荒涼たる平地に広がる背の低いぶどうの木々。ぶどう畑の真ん中に建つレンガと黄土色の壁の建物は一見ワイン醸造所に見えますが、実は「ラ・エスタンシア・デ・カファヤテ」というセレブ向けの高級分譲マンションです。

高級ホテルも併設された「ラ・エスタンシア・デ・カファヤテ」にはアルゼンチン最大のゴルフ場があり、公式サイトでは住民が1,700メートルの高地で乗馬を楽しむ様子も紹介されています。ホテルの宿泊客は敷地内を馬車で移動できるということで、『母をたずねて三千里』ファンの人は、マルコの苦難の旅の雰囲気だけでも体験できるかもしれません。

高級マンションといっても、むやみに派手な成金趣味ではなく、周囲との景観に調和した素朴な建物は、高さも抑えておりアンデス山脈の偉容を遮りません。高い建物を建てたがる日本とは違う、本当の意味での「高級」を理解しているのだと思わせられます。現地の植物やアンデス文化を尊重するという文化レベルの高さも見逃せません。

もちろん、ぶどう畑があるからにはアルゼンチンワインも製造されています。そのワインは、アルゼンチン料理とともにクラブハウスで楽しめます。

畜産大国であるアルゼンチンの料理はもちろん肉食メイン。肉食文化の国ゆえに、作られるワインも赤ワインが多いようです。野菜不足は、日本コカ・コーラが必死に日本で売り込んだもののまったく受け入れられなかったマテ茶で補われます。

アルゼンチンは、首都のブエノスアイレスまででも成田から11時間弱かかるという遠い国。なかなか簡単に行ける国ではありませんがもし行ける機会があるなら、一泊だけでもしてみたいものです。

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