2014年8月末、ドキュメンタリー映画『世界一美しいボルドーの秘密』のワーウィック・ロス監督が来日

『世界一美しいボルドーの秘密』は、ブルゴーニュワインとともにフランスのワインを代表するボルドーワインにおけるワインビジネスの実情や、ワインに魅了された人々の姿などが描かれています。

ここ数年、目覚ましい経済発展を遂げ成金となった中国をはじめとした新興国の富豪たち。彼らはボルドーワインを投機目的で買いあさるようになりました。その影響でボルドーワインの価格がどんどん高騰しています。

ロス監督は映画監督業の他にワイナリーも経営するいわばワインのプロ。ワインに関する映画を撮影しようと計画していたところに飛び込んできたのが、このボルドーワインの高騰の問題でした。映画では、こうした流れに巻き込まれたボルドーのシャトーの姿を描くとともに、ワイン評論家として名高いロバート・パーカー、ロス監督と同じくワイナリーの経営もしているフランシス・コッポラらが登場してワインへの思いを語っています。

この度の来日で、ロス監督は六本木のワインバーで開催されたトークショーに参加。ワインとは歴史がつまったタイムカプセルであり、味わわなければ意味がないというのに、投機目的によるワインの買い占めをする人々は、日本円にして1本100万円もするワインを飲むどころか箱を開けもせず、ただ利益だけを追求しており、そんなワインには魂がないと熱く語りました。

ロス監督にとってのワインとは文化そのもの。ワインを中心に人が集まり交流することがワインが持つ本来の魅力だといいます。

トークショーの後には来場者にマルゴー・デュ・シャトー・マルゴー 2009やシャンパンなどがふるまわれました。ワインを飲みながらつまみをつつき、ワイン談義で盛り上がった開場は笑顔で包まれていました。この会場の姿こそ、ロス監督が求めていた本来のワインにあるべき姿なのでしょう。

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