ワイングラスとコカ・コーラの驚きのコラボレーション
ワイングラスの有名ブランドと言えば、オーストリアの「リーデル(RIEDEL)」でしょう。ぶどう品種や産地ごとの個性を引き出すために異なる形状のグラスを開発し、今や日本酒の大吟醸を楽しむためのグラスまであります。
そのリーデルが今度は、コカ・コーラ専用グラスをザ コカ・コーラ カンパニーと共同で開発しました。開発プロジェクトの発端は、2013年2月にドイツで開催された展示会です。
ザ コカ・コーラ カンパニーワールドワイドライセンスのブラッド・フィールズ氏が、「コカ・コーラの魅力を最大限に味わうための究極のグラスを作ってほしい」と、リーデル社に依頼したのです。
それに応えてプロジェクトを自ら指揮したのは、リーデル家10代目当主のゲオルグ・リーデル氏。第二次世界大戦後の幼少時代に、初めて「コカ・コーラ」を口にした時の衝撃が、今でも忘れられないと語ります。
リーデルのワイングラスの形状は、“ワークショップ”と呼ばれるテイスティングを繰り返すことで決定されます。形の異なるグラスで飲み比べ、ワインの個性を最大限に引き出す形状を多数決で選ぶのです。
コカ・コーラ専用グラスの形状もまた、アトランタにあるザ コカ・コーラ カンパニー本社で、両社の主要メンバーが参加したワークショップにより決まりました。
ボウルの形は、コカ・コーラの複雑なアロマの中から爽やかなフルーツのような香りを強調し、甘さと酸味を絶妙なバランスで味わえます。立ち昇る泡もシャンパーニュのように細かく滑らか。
美しい曲線フォルムのボトム部分は、コカ・コーラのオリジナルボトルである“コンツアーボトル”を想起させます。また、グラスの底部には“Coca-Cola”と“RIEDEL”の2つのロゴが刻印されています。
プロジェクトの中心であったブラッド・フィールズ氏の言葉です。「“グラス業界のロールスロイス”であるリーデル社は、コカ・コーラの唯一無二の味わいを忠実に再現し、お客様へお届けするためのベストパートナーです。私たちは単にデザイン的に美しいグラスではなく、コカ・コーラの魅力を最大限に引き出す機能的なグラスを作ってほしいと依頼し、リーデル社はその期待に見事に応えてくれました」。
アメリカでは2014年1月に先行発売され、ユニークなコラボレーションはニューヨーク・タイムズなど各種メディアにも取り上げられて話題となりました。日本では、「コカ・コーラ + リーデルグラス」として10月1日(水)より発売を開始。
グラス開発ストーリーは、日本コカ・コーラ株式会社のコーポレートサイト「コカ・コーラ ジャーニー」に詳しく紹介されています。