アルコール産業における2014年の革命とは?

常にメディアの影響力は大きいものですが、最近ではNHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」がこのアルコール産業に革命をもたらしました。

日本国内大手のアルコール産業、キリンホールディングスとサッポロホールディングス、アサヒグループホールディングスが発表した2014年12月期連結決算に於いてアサヒグループホールディングスがウイスキー事業を順調に推移し大きな業績を伸ばしました。

トップを奔走するアサヒグループホールディングスでは、ウイスキーや主力のビール「スーパードライ」だけにとどまることなく幅広い事業展開を実施しています。

特にアサヒグループホールディングスの子会社であるアサヒビールに於いて、ワイン専門商社のエノテカを回収すると表明し、2015年3月末までにエノテカの株式を保有するユニゾン・キャピタルなどから発行済み株式をすべて取得し完全子会社化するとしています。

このワイン専門商社のエノテカ、国内で48店舗、海外には香港・中国・韓国・シンガポールなど16店舗を構えており、14年3月期決算連結売上高は173億円にも上りました。

アサヒグループホールディングスがこのワイン専門商社のエノテカを取り込むことにより、アサヒビールのワイン事業は300億円規模となり、事業拡充を図ることができます。

昨今ワインブームの到来によりワインに目を向ける人が増加してきました。それによってワイン市場が拡大傾向にあります。

さらに「高付加価値商品」ブームもあり、量より質、より質の高いワインを愛飲する人の数も増加傾向にあります。「高付加価値商品」のワインは、輸入ワインに多くみられるため、輸入ワインの市場が年率6%と順調に推移しています。

アサヒビールのマーケティングに於いては、エノテカを買収する事でエノテカの持つ中・高級ワインを自社の品ぞろえに加え、エノテカの優良顧客と同時にワインに目を向け始めた消費者をも取り込んでいけると予測しています。

エノテカの買収成立、つまり株式取得が完了する予定の3月末以降、大手ビールメーカー3社の中でトップを走り続けることができるのか、はたまた他社の追い込みがくるのか。アサヒグループホールディングスの動向に目が離せません。

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