ワインもプロのコーディネーターが選ぶ時代に!?
男性の中には毎日の洋服コーディネートに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか、もしくは、いつも同じようなワードローブに少し退屈してきて、何か変化を求めたりしてはいないでしょうか?
そんな方を対象に女性スタイリストが洋服を選んでくれるという画期的なサービス「bemool(ビモール)」というサービスが2012年から始まっています。
自分のサイズや好みと予算を伝えてスタイリストがコーディネートした洋服を届けてくれる、まさに夢のようなサービスがファッション業界を中心に旋風を巻き起こしています。
スタイリストとはその道のプロであり、自分とは違う目を持っています。
そのスタイリストの手を借りてマンネリを打破する最大にして最短のサービスは、選んでくれた服を買ったりレンタルしたりする事で一気にマンネリを解消する事ができます。
また、一緒に買い物同行するサービスでは、自分では気づかなかった買い物の極意やポイント、更には好き嫌いを超えて自分に似合うもの、なりたい自分を表現できる服を選ぶコツ等を十分に確かめながら、今までの自分からさらなる進歩を図る事ができます。
もちろん女性向けにもこのようなサービスが充実してきており、ひとたび気に入ったスタイリストを見つける事ができれば、スタイリストの指名をして新たな自分スタイルを確立していくことができます。
女性向けのサービスの中には月額制でスタイリストが選んだ服を何着もレンタルできる「airCloset(エアークローゼット)」というものがあります、これは2015年2月にサービス開始と共に反響が多くすぐにサービスを休止せざるをえないほどの人気ぶりです。
なぜプロのスタイリストに自分の服を選んでもらうサービスが反響を呼ぶのでしょうか?
それは情報過多の現代、服も自分を表現するひとつのアイテムとして、個性を大切にしたいけれども何をもって正解とするか、何が自分に合っているのか不安になる人が増えた事と、マンネリを打破したい、もしくはもっとよくありたいという向上心の表れではないでしょうか。
自分で服を選び続けることはある意味偏りのあるコーディネートにつながります。情報過多の現代において、ショッピング一つに於いても簡単に選ぶ事ができないストレスがついて回ります。
確かに自分で好きな服を着ることは決して悪い事ではありませんが、プロのコーディネーターは好き嫌いとは別に、個人に似合う、もしくは個人をさらによく見せる手腕をも持ち合わせているものです。
その技能を借りていつもと違った自分を発見する、さらには自分に自信を持てる事は素晴らしい事。
プロの手を借りたサービスはファッション業界だけにとどまらず、グルメ・ワイン・コスメ・ライフスタイル・花、等々のお任せショッピングのサービスをKDDI株式会社が2013年よりスタートしています。
KDDI株式会社のお任せショッピングはスマートフォン利用者を対象にお買い物全般でサービスを展開していますが、ワインに特化した「ワイナレッジ」というソムリエが厳選したものを定額お届けサービスするワインショップなども増えてきています。
ご存知の方も多いかもしれませんが、テレビでも紹介され大反響を呼んでいる岩田書店の「1万円選書」
読書好きの方もそうでない方もこのサービスには一目置いているのではないでしょうか?
なぜなら、岩田書店のこの「1万円選書」サービスでは、自分が最近読んだ本のリストとそれに対しての自分の感想、感動した事、辛かったことその他「自分」についての「カルテ(アンケート)」を送り、岩田書店の店主がカルテを元に一人ひとりに合った本を選んでくれる。
これも自分がいつも選ばないような本も含まれるかもしれないし、選ぶかもしれないけれど躊躇している本が含まれるかもしれない、もちろん自分でも好んで読む本かもしれないという楽しみと発見ができる嬉しいサービスです。
あまりの反響の大きさに2015年現在サービスの募集は休止していますが、2016年初旬には再開する見込みのようです。
消費者のモノ消費が鈍るなか、このような新しいサービスは消費者にとっても、サービス提供者にとってもお互いが満足できる一石二鳥なサービス。
情報化時代、今後もこのようなお任せするサービスがどんどん増えていくことに間違いないと、船井総合研究所の上席コンサルタント、岩崎剛幸氏は予測しています。