【悲報】ワイングラスの持ち方を間違っていた

白状するとぶっちゃけ間違ってました!なにがって?ワイングラスの持ち方ですよ。

ワイングラスを持つときは「ステム」つまりグラスの「脚」の部分を持つのが正しいということを聞いたことはありませんか?私はありますよ?そしてそれが本当だと思っていましたよ?

ところがです、それは間違い!「ルネッサーンス」も間違い!

ワイングラスは、脚の部分を「ステム」、ワインを注ぐ部分のことを「ボウル」と呼びます。

ええ、確かに疑問に思ったことはありますよ、なんで持ちやすいボウルの部分ではなく、持ちにくいステムの部分を持って飲むのが正しいのかとね。

それに対する答えは、概ね「ボウルの部分を持つとワインが温まって味が変化してしまうから」です。うん、わりと納得できる説明。だから騙されちゃってたわけです。

だってほら、「滝の近くに行くと気分がよくなるのは、体にいいマイナスイオンがたくさん出ているから」なんて言われたら、ついつい信じちゃうでしょ?

「マイナスイオンなんて疑似科学の嘘っぱちだ」と言われるまで、本当だと信じていた人いたはずです。私は信じてました。

まあ、それと比べたらステムを持つっていうのはまるで嘘っぱちというわけではないんですが、どうやらステムを持つというのはソムリエさんの持ち方らしいのです。

ソムリエさんがグラスにワインを注ぎ、その色や香りを確認するためには、ステムを持つのだそうです。つまり、プロの品質チェックのための持ち方なのです。

それを飲む側が真似しちゃうっていうのは、寿司屋に行って客のほうが支払いを「おあいそ」とか言っちゃうようなものです。

ソムリエさんはワインの味を確かめるときに、口の中で空気と混ぜあわせるためにずずっと音を立てることがあります。台湾の烏龍茶のテイスティングも同じように空気と一緒にすすって味を見るようです。

でも、普通に飲むときにそれを真似してずずっとすする人はいませんよね?それと同じで、普通に飲むときにステムを持つことはないのです。ないのですっていうかないのだそうです。

だから、これからはステムを持って乾杯するのは、髭男爵の「ルネッサーンス」にまかせておけばよろしいのですよ。

ただね、ボウルの部分を持つといっても、ステムを指に挟んで下からブランデーグラスのように持つわけではなく、ボウルの持ちやすい部分を指で持つのです。

外国の方々がワインをたしなんでおられるいろんな画像を見ましたが、ボウルの部分を握るようにしてつかんでいる人はおらず、みんな指で持っていました。

これなら「手の温度で味が変わってしまう」問題もクリアできますね。

こういう西洋の食文化に対する間違った常識みたいなの、きっと他にもあるんだろうなと思います。わかりやすいところで言うと「ライスはフォークの背に乗せて食べる」みたいなやつね。

あれはどうも、明治時代に西洋文化が入ってきた時に「じゃあ皿に乗せた飯はどうやって食うんだよ」と困った日本人が、西洋人がマッシュポテトをフォークの背に押し付けて食べていたのをパクってできたやり方らしいです。

考えてみれば、イタリアのリゾットなんかはフォークの腹側やスプーンですくって食べますし、そんな食べにくいやり方するはずないんですよね。まあ、私の70すぎの父なんかは、まだフォークの背に貼り付けるやり方を頑なに守ってますけど・・・。

ワインに関する「常識」だと、「赤ワインは常温が適温」というのもあります。でもこれ、「ヨーロッパの気候での常温」という意味なんですよね。

ヨーロッパって、例えばフランスだと南部でも真夏に30度を超えることは珍しいとかで、ここで言う「常温」というのはだいたい20度前後らしいのです。

やっぱり文化ってうわっつらだけなぞっても身につかないんですね。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る