スパークリングワインを気軽に飲むならお高いフランス産よりスペイン産!?
ちょっと前まではスパークリングワイン=シャンパンという図式があったように思えるのですが、今はいろんなスパークリングワインが輸入されてきていますね。産地もフランスだけではなく、スペイン産のカヴァやら、イタリア産のランブルスコやらいろんな産地のいろんな銘柄が入ってきています。
最近の飲み会では「まずはビールから」という思考停止した昔ながらの形は崩れてきていて、最初の一杯もそれぞれ好みの飲み物を注文するようになっているというのはよく聞きます。で、そういう流れの中で特に女子会なんかで人気なのがスパークリングワインなんだとか。
人気が出れば輸入量が増えるのも自明なことで、特に円安になってから好まれているのが、ちょっとお高いフランス産のものより、割安なお手軽価格のスペイン産のようです。
19世紀中頃に書かれたフランスの名作『三銃士』を読むと、登場キャラクターがお金がないので上質なスペイン産ではなく安いフランス産ワインを飲むというシーンがあります。
作品が書かれた19世紀がそうだったのか、それとも舞台となる17世紀がそうだったのかは不明ですが、かつてはフランス人ですらスペイン産ワインのほうが上質と思っていた時代もあったわけで、安いからといってスペイン産スパークリングワインもバカにしたものではないようです。