ワインとチーズの合わせ方とは?
自宅でワインを愉しんだ後、ワインを飲み残してしまったことはありませんか?
フランスには、「チーズのための一杯のワイン」という言葉があるのをご存知でしょうか?この言葉が示すように、ワインとチーズのマリアージュは最高と言われています。ここからは具体的なワインとチーズの合わせ方をご紹介したいと思います。
◆ワインとチーズの産地を合わせる
赤ワインの「ジュヴレ・シャンベルタン」と、ウォッシュタイプの「ラミ・デュ・シャンベルタン」はどちらもフランス=ブルゴーニュが産地となっており、相性は抜群です。それだけでなく、こちらのチーズの表皮は、同産地で造られた赤ワインの搾りかすで表面を洗いながら造られるので相性がピッタリなのもうなずけます。
また、同じウォッシュタイプの「エポワス」というチーズも同産地で、こちらも「ジュヴレ・シャンベルタン」との相性はピッタリです。
◆違った味覚のものを合わせる
定番中の定番とも言える組み合わせ、フランス=ボルドーの「ソーテルヌ」との「ロックフォール」は、「糖度の高い貴腐ワイン」と「塩気の強いブルーチーズ」の組み合わせです。
また、その他のオススメの組み合わせとしては、エリザベス女王が愛する「スチルトン」というイギリスのブルーチーズと「ポート」という甘口のワインです。
品質の良いブルーチーズは、青カビが均一に広がっているので、購入の際にはぜひご参考になさってください。
◆ハードタイプチーズと白ワイン、どちらもコクのあるものを合わせる
24ヶ月熟成以上のコンテチーズ(フランス)と、乳酸発酵の進んだコクのあるブルゴーニュ白ワインの組み合わせは最高です。コクのある同士で絶妙なマリアージュを愉しめます。
ハードライプのチーズは、「乳清」と呼ばれる水分をよく切ってから塊の部分を加熱して造るため、水分がよく排出されています。そのため、日持ちがよく、その多くは山岳地帯で造られます。
チーズは、食べる30分から1時間前ぐらいに冷蔵庫から出し、常温にしてから頂くのがおすすめです。もちろん「新鮮さ」と「美味しさ」が直結しているフレッシュタイプのチーズ(クリームチーズやカッテージチーズ)は含まれません。
また、チーズはフルーツやドライフルーツが添えられていることがあります。これは、だた見た目を考えた上での演出ではなく、食物繊維やビタミンCを補うとチーズが完全栄養食品となるからなのです。