煙の向こうに見える幸せ、焼き肉とワインの相性は?
まずは、ビールで乾杯したくなるのが焼き肉です。なぜでしょう?焼き肉とビールの取り合わせというのは、実際のところ、それほど見合うものではないのですが。どちらもボリュームがあって、すぐに満腹に満たされてしまいます。美味は、やはり空腹ありきなので、ビールは乾杯に留めておきましょう。
さて、ワインですが、焼き肉のタレといえば、スパイシーで味の濃い、甘さを充分に持ったタレが一般的です。そうなると、それに対抗して負けない赤ワインが良いでしょう。
赤ワインの中でも、カペルネ・ソーヴィニョンのように、フルボディで風味の強い、骨太な味わいに奥深さもある熟成の進んだものをおすすめします。チリや南アフリカの赤ワインの中にも、個性的で深い芳香を持つ秀逸なワインもあります。フランス産にこだわらなければ、そこそこの価格帯で、思ってもいない掘り出し物に出会うのが、ワインの楽しみ方のひとつです。
コチュジャンや豆板醤をたっぷり使ったタレに、強火で炙った肉をジュッと鳴らして、口いっぱいにほうばったら目利きに適った赤ワインを含んでください。